「音楽練習室」など要望/新公民館建設で意向調査
図書館併設 基本計画に反映へ/市準備室
市中央図書館建設準備室(上地栄作室長)はこのほど、新しい中央公民館建設に向け、市民アンケートの結果を市のホームページで公表した。公民館にはどのような施設が必要かについて▽インターネット情報室▽保育室▽音楽練習室-などの声が寄せられた。「広い駐車場」「周辺に憩いの創出」など、気軽に立ち寄れる場所の整備も要望した。市は今年度中に同公民館建設基本計画を策定する予定で、アンケート結果とワークショップの意見、提言などは同計画に反映させたい考え。
市の新しい市立図書館建設計画では、下地敏彦市長が、公民館に図書館を併設した複合施設を検討しており、場所は宮古病院移転跡地とされている。
ただ、現宮古病院の土地は国有地などで、市は建設に向け土地の購入なども視野に国と調整を進めている。
アンケートは、市中央公民館の利用者を対象に市のホームページでも呼び掛け、78人(男性13人、女性64人、無回答1人)が回答した。
現在の公民館で不満や不便に思っていることについては「控え室が使いにくい」「照明が暗い」「クーラー料金が高い」などを指摘。「公民館を建て替える場合、現在の施設以外にどのような施設が必要か」については▽子どものプレイルーム▽映写室▽体育室▽個人練習室▽会議室▽更衣室-などと回答した。
必要な設備や備品については▽ピアノやドラムなどの大型楽器▽プロジェクター▽パソコン▽DVDプレーヤー▽カラーコピー機▽大型テレビ-などを求めた。
また、同準備室は6月2日に市中央公民館で「新しい中央公民館建設に向けたワークショップ」を開催。市民30人が参加し、5グループに分かれて活発な意見を交わした。
ワークショップでは、ホールやシアタールーム、サークル室、和室、ギャラリー・展示スペースなどについて収容人数などの具体的意見が出たほか、設備については▽コインロッカー▽天体望遠鏡▽持ち運び可能な放送機器-などが上がった。
「気軽に休息できるベンチや東屋の整備」「緑と花いっぱいの環境」「広い駐車場」「屋外アート空間」「噴水広場」など、周辺環境に調和した市民に親しまれる公民館を要望した。