「純と愛」観光起爆剤に/商工会議所通常議員総会
下地会頭 取り組み強化に意欲
宮古島商工会議所(下地義治会頭)の第75回通常議員総会が20日、同会議所で開かれ、2011年度の事業・決算報告を承認した。同年度の一般会計は195万円の黒字を計上。一般会計と五つの特会を合わせた連結決算の収入総額は1億1596万円で、これから総支出額の1億1137万円を差し引いた収支差額は、459万円となった。
あいさつで、下地会頭は格安航空運賃会社スカイマークの参入に伴い那覇-宮古線の運賃が安くなったことや、平良港漲水地区再整備事業の新規採択は、宮古経済の明るい材料と評価。NHK朝の連続テレビ小説「純と愛」を、観光の起爆剤にするよう取り組みを強化したいと意欲を見せた。
11年度の事業では①東日本大震災被災地への義援金送付②復興支援シール(みーやシール)を会員に販売し収益金を宮古に避難して来た人たちに配分③青年部・女性会がクリスマス会を企画し被災者を元気づけた④無担保・無保証人の小規模事業者経営改善資金(マル経資金)のあっせん強化-などに取り組んだことを報告した。
意見活動では企業誘致による雇用拡大、下地島空港への国際線の定期便やチャーター便の誘致、九州一体となった観光推進-などを関係各団体に要請した。