初の全国大会出場へ/宮総実柔道部
創部2年目、県柔連が推薦
宮古総合実業高校柔道部、創部2年目にして全国大会へ-。同校柔道部は昨年、主将の砂川海友君(2年)ら数人で創部。その後、これまでの宮古地区大会や県大会で好成績を収めたことが県柔道連盟に認められ、7月に福岡県で開催される「金鷲旗高校柔道大会」に推薦で出場することが決定した。前身の宮古農林、翔南を含め柔道で同校が全国大会に出場するのは初めて。
同部は現在、全国大会に向け、派遣される7人を含めた13人の部員が熱のこもった練習に取り組んでいる。
砂川主将は「中学から柔道を始めて全国大会出場は夢だったのでうれしい。全国レベルの柔道を肌で感じて宮総実に足りないものを学んできたい」と意欲を示した。
金鷲旗柔道大会は、高校柔道日本一を決定する大会で、今年は7月21~24日まで、マリンメッセ福岡で開催される。同校柔道部は、昨年の宮古地区大会で好成績を収め、最近の県大会でも常に上位に進出する強豪校の豊見城や那覇西と互角の戦いをしてきたことが高く評価されて全国大会への推薦が決定した。
昨年から同部を指導してきた顧問の下地清雄教諭は「生徒たちには勝敗は時の運もあるのでそれだけにこだわるのではなく日ごろの生活をきちんとして『心』を鍛えることを指導してきた。ほかの生徒たちの模範となればそれはよい結果にもつながる。全国大会では小さな離島でも一生懸命に頑張れば大きな舞台に立てるということを肌で感じてほしい」と述べた。
全国大会派遣メンバーは全員2年生で、砂川海友(先鋒)、友利龍人(次鋒)、宮國敦己(中堅)、譜久村勝彦(副将)、上地真之助(大将)。補欠は羽地飛呂斗、具志堅雅貴。
全国大会に向け、砂川主将は「主将としてしっかりと声を出してみんなを引っ張っていきたい。全国レベルの柔道に全力で立ち向かって悔いの残らない試合をしてきたい」と述べた。