恵みの雨でキビ畑潤う/宮古島地方 平良で191㍉観測
まとまった雨4日間 干ばつ傾向緩和
宮古島地方は23~26の4日間、南からの湿った空気の影響で、各地でまとまった雨が降ったことから、干ばつはほぼ解消されたようだ。来週開かれる市干ばつ対策会議で、今後の天気予報を検討した上で確認する。サトウキビ生産農家は、4日連続の恵みの雨に、ホッとした表情を見せている。
宮古島地方気象台によると、23日の降りはじめから26日午後5時までの各地の降雨量は平良(観測地・宮古島地方気象台)191㍉、平良鏡原(同・宮古空港)187.5㍉、城辺(同・福嶺)135㍉、、多良間(同・多良間空港)140.5㍉。伊良部は23日に下地島空港の観測装置にトラブルが発生、降雨量が観測不能になった。24日からの降雨量は133㍉。
向こう一週間の予報は、気圧の谷や湿った気流の影響で、曇りや雨の日が多い見込み。27日が雨、28日曇り時々雨、29~8月1日まで曇り一時雨、2日曇り。
宮古土地改良区は干ばつ対策の一環として、事前に給水施設27カ所を無料開放。キビ農家へのかん水態勢は今も続いている。
市農政課の村吉順栄課長は「昨年は8月20日から10月3日まで降雨がなかった。このため8月以降の干ばつも予想されることから、現段階では予断を許さない」と話した。