宮古牛をアピールへ/10月17日に牛まつり
市制5周年記念行事/牛の丸焼き、牛汁試食など
宮古牛まつり実行委員会設立総会が26日、市役所上野庁舎で開かれ、まつりは10月17日にカママ嶺公園で開催する方針が確認された。予算総額は350万 2000円で、牛の丸焼きの実演や、牛汁、牛串焼き、ハンバーグの試食、牛肉販売コーナー、料理コンテスト、ステージイベントなどが予定されている。
宮古島市制施行5周年記念行事の一環として今年初めて開催されるイベント。総会の冒頭、下地敏彦市長は「子牛は拠点産地の認定を受けている。肉用牛でも認定されるよう努力したい。そのためには宮古牛は品質が良く、おいしいことのアピールが必要」とまつり開催の意義を示した。
総会ではまつり実行委員会規約や役員、予算、行事内容などを審議。まつり名の呼び方については、宮古牛はブランド名として「みやこぎゅう」で統一されていることから「みやこぎゅうまつり」とすることを決めた。
予算の内訳を見ると、歳入は宮古島市からの負担金・補助金が300万円、県畜産振興基金公社からは50万円、寄付金と雑収入がそれぞれ1000円。歳出は舞台や場内でのイベント事業が190万円、試食を中心とした県産食肉消費促進事業が115万2000円、事務局運営費30万円、予備費15万円となっている。
長濱政治副市長は、場内にテナントを出店させ、出店料を徴収することを提案。出店者を募り、出店料は雑収入に計上することが承認された。
開催日については、これまで「いい肉の日」とされている11月29日が検討されていたが、その日は平日で、北風も強くなるなど屋外イベントには不向きとの声があったことから事務局が10月17日の日曜日を、会場は市街地に近く集客が見込まれるとの理由でカママ嶺公園を提案し、承認された。
そのほか、関連行事として生産農家グラウンドゴルフ大会や児童・生徒による図画・作文の募集を行うことも確認した。
実行委員会のメンバーは次の通り。
【会長】下地敏彦市長【実行委員長】長濱政治副市長【実行副委員長】平良哲則市農林水産部長【実行委員】砂川正幸宮古農林水産振興センター長▽慶留間智厚宮古家畜保健衛生所長▽岡村幸男JAおきなわ宮古地区本部長▽砂川栄市宮古郡農業共済組合長▽平良一夫宮古和牛改良組合長▽豊見山健児宮古島観光協会長▽ 奧原一秀市観光商工局長▽久貝清宮古畜産技術員会特別顧問【監事】村吉順栄市農政課長▽村田正憲市伊良部支所農林水産室長【事務局長】久志盛一市畜産課長【事務局】平良恵栄市畜産課長補佐▽友利勝彦市畜産課係長▽山城幸二郎市畜産課員