新たなスタート祝う/沖縄宮古法人会
公益法人移行で初総会
今年の4月1日から公益社団法人に移行し、新たなスタートを切った沖縄宮古法人会(真栄城宏会長)の第1回定時総会が22日、市内のホテルで開催された。真栄城会長は「税を基軸とした公益事業を行う団体としての社会的使命を強く感じている」と述べ、活動の充実発展に決意を新たにした。第1回総会を祝う祝賀会も、盛大に行われた。
同法人会は1981年10月に、任意団体として誕生。92年1月の社団法人認可から、20周年の節目に公益社団法人の認定を受けた。同認定に伴い、総支出の50%以上を公益目的に使うことが義務付けられた。
真栄城会長は、昨年の活動では、税に関する啓蒙活動に力を注いだことを強調。税の絵はがきコンクールに前年の2倍以上の340点の応募があったことや、法人会長賞の松田美咲さんの作品が全国表彰に輝いたことは、法人会活動の大きな励みになったと報告した。
今後に向けては「公益社団法人としての責務を果たすべく税知識の普及や、納税意識の向上を図り、地域社会の健全な発展に努める」と方針を示した。
12年度の事業計画には①e-Tax(国税電子申告・納税システム)の普及推進②消費税の期限内納付推進運動の実施③租税教育、税の啓発活動の実施④税を考えるつどいの開催-などを盛り込んだ。
祝賀会は久田流家元久田多嘉子舞踊研究所の「とうがにあやぐ」で幕を開けた。宮古島商工会議所の下地義治会頭が乾杯の音頭。黒島師範県宮古事務所長と下地敏彦市長が来賓の祝辞を述べた。