ソプラノで観客魅了/砂川涼子さんリサイタル
「ふるさとに感謝」
宮古島出身のソプラノ歌手砂川涼子さんのソプラノ・リサイタル(主催・五島記念文化財団)が22日、マティダ市民劇場で開催された。
リサイタルは2部構成で行われ、第1部では「アヴェ・マリア」や宮古民謡「ばんがむり」などを歌い上げ、第2部はプッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」「マノン・レスコー」などが披露された。
砂川さんは今回のリサイタルに対して「ふるさと宮古にはいつも私を温かく迎え入れてくれ、感謝の気持ちでいっぱい。きょうは原点であるこの島の皆さんのために心を込めて精一杯歌いたい」とのコメントを寄せた。
今回は、テノール歌手の村上敏明さんが共演し、ピアノの江澤隆行さんと共にリサイタルを盛り上げた。
会場にはたくさんの観客が詰め掛け、会場全体に響き渡る砂川さんの美しい歌声に魅了されていた。
砂川さんは平良第一小、平良中、宮古高校卒業後、武蔵野音楽大声楽科首席卒業。同大大学院修了。1998年第34回日伊声楽コンコルソ第1位、2000年第69回日本音楽コンクール第1位・特別賞受賞など数々のコンクールで入賞を果たし、日本を代表する若手ソプラノ歌手として活躍している。
宮古島でのリサイタルは2度目で、今回は五島記念文化賞オペラ新人賞研修成果発表と題して行われた。