オスプレイ配備に反対
即時撤回求め意見書・決議
市議会最終本会議 全会一致で採択
宮古島市議会(平良隆議長)は27日、6月定例会最終本会議で、米軍垂直離着陸輸送機「MV22オスプレイ」の普天間飛行場配備の即時撤回を求める意見書と決議を全会一致で採択した。同意見書と決議では、墜落事故が相次いでいるオスプレイを「危険な欠陥機」とした上で、市民、県民の生命、財産を守る立場から、県内へ配備しないよう求めている。
同意見書と決議は、議会運営委員会(上地博通委員長)が提出した。その中で、今年4月に北アフリカのモロッコで、今月14日(日本時間)はアメリカフロリダ州で墜落したオスプレイについて「2カ月間で2度も墜落するのは極めて異常で、オスプレイが最も危険な欠陥機であることは明らか」とその危険性を指摘。同機を配備することは、「米軍基地の機能強化であり、人権を無視するもので断じて容認できるものではない」との考えを示した上で、市民と県民の生命、財産を守る立場から、オスプレイの米軍普天間飛行場への配備の即時撤回と、県内のいかなる地域へも配備しないことを求めている。
全会一致で採択された同意見書は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官、外務大臣、防衛大臣などに、同決議は米国大統領、米国国防長官、米国国務長官、駐日米国大使、米海兵隊総司令官などへ送られる。