前里さん(城辺支店)を功労表彰
JAおきなわ 合併10周年で式典
【那覇支社】JAおきなわ合併10周年記念式典が22日、宜野湾市民会館で行われた。大勢の組合員や関係者が出席し、10周年の節目を祝いながらさらなる発展を祈念した。組織の運営に尽力した功労者として前里財徳さん(城辺支店)ら県内から15人が表彰された。
JAおきなわは、「未来のため今ひとつに」をスローガンに掲げ、2002年4月1日に、県内27JAが合併し、県単一JAとして誕生した。
式典であいさつした砂川博紀代表理事理事長は、農産物価格の低迷や遊休農地の増加、組合員の高齢化など、農業を取り巻く厳しい状況を指摘。その上で「これからも人づくり、物づくり、地域づくりの経営理念の下、心を新たにして、組合員の期待と信頼に応え、持続的な発展を目指す」と決意を示した。
仲井真弘多知事は「沖縄21世紀ビジョンに掲げた亜熱帯性気候などを生かしたさらなる農林水産業振興の実現に向けて、引き続きJAおきなわと連携しながら取り組んでいきたい」と祝辞を述べた。
合併に尽力した人や経営管理委員会長、代表理事理事長として尽力した人たちを功労者として表彰した。
年間継続して支店運営委員長として功労表彰された前里さんは「大変光栄に思う。素晴らしい賞を頂き感無量。受賞を機会に農協や地域社会のため、微力ながら頑張っていきたい」と喜びと抱負を語った。
宮古地区から組合員や関係者ら約50人が参加した。