比嘉大吾(宮工)が優勝/高校ボクシング九州大会
長濱、川満は初戦敗退
高校総体ボクシング競技の九州大会がこのほど、長崎県の雲仙市小浜体育館で行われ、フライ級Bパートに沖縄県代表で出場した宮古工業2年の比嘉大吾が優勝した。ピン級の県代表で同校3年の長濱和良、ライトフライ級の県代表で同校2年の川満俊輝はそれぞれ初戦で敗れた。
比嘉が出場したフライ級Bパートには九州各県の県大会で準優勝した8人の選手が出場した。比嘉は1回戦で大分代表・津久見の安本健史と対戦して2ラウンドRSC勝ち。続く準決勝では鹿児島代表・鹿児島城西の福崎晃夫を圧倒し、大差の判定勝ちを収めた。決勝では福岡代表・東福岡の山中勇磨との接戦を制して判定で優勝を決めた。
比嘉は「自分の力を出すことができた」と振り返りながら優勝の喜びをかみしめた。その上で「課題も見つかったので練習の中で修正し、どんなタイプの相手でも対応できるように力を付けたい」と話し、次戦を見据えて意欲を示した。
知念健次監督は「県大会の決勝で負けたことをバネにして頑張った。スタミナで圧倒していたし、『絶対に負けない』という気持ちが前面に出ていた」と比嘉の努力を評価した。
比嘉は30日、那覇市内で開催される県アマチュアボクシング連盟主催の国体選手選考会に出場し、国体九州ブロック大会の出場権獲得(県代表)を目指す。