開催まで100日、残暦板設置/カツオフォーラムin宮古島
市長ら成功願い除幕/10月6日開催
10月に宮古島市で開催される「2012カツオフォーラムin宮古島」(主催・同実行委など)まで100日となった28日、市役所平良庁舎前に残暦板が設置された。除幕式には下地敏彦市長、伊良部漁協の友利義文組合長、宮古島漁協の小禄貴英組合長、海のめぐみネットの川上哲也会長らが参加し、フォーラムの成功を願って残暦板の除幕を行った。同フォーラムは、高知県、鹿児島県に次いで3度目の開催となる。
あいさつで下地市長は「今回で3回目となるカツオフォーラムが全国の事業者、関連企業、研究者らが一堂に会して宮古で開催されることをうれしく思う。フォーラムを通して宮古のカツオ漁、カツオ料理を全国に紹介しながらカツオの文化を発信していきたい」と述べた。除幕後は、友利組合長が同フォーラムのキャッチフレーズである「カツオばんざい!」の掛け声で参加者全員による万歳三唱を行い、フォーラムの成功を願った。
「カツオフォーラムin宮古島」は10月6日に、市伊良部中央公民館で開催される。
基調講演では、沖縄大学の上田不二夫教授が「沖縄、宮古島のカツオの歴史」と題して講演するほか、川上さんの特別講演「カツオばんざい」も予定されている。
パネルディスカッションは「離島におけるカツオ漁業のこれから(仮称)」をテーマに行われ、宮古島市大会宣言なども予定されている。
また、佐良浜漁港特設会場では、カツオばんざい交流会を計画。生カツオのぶつ切りを住民へ提供する「オオバンマイ」や「海の幸料理コンテストでの入賞作品表彰」「島の民謡ショー」などが催される予定。
カツオフォーラムは、日本の豊かな食文化を醸成してきたカツオの価値を見直し、カツオと上手な付き合い方を探るとともに、全国の関係者が情報や意見を交換し合い、将来にわたり、カツオに関する多面的な事業を推進することを目的に開催している。