平和祈念堂で演奏/市ジュニアオーケストラ 沖縄・東京ツアー開始
【那覇支社】小中高校生で組織する宮古島市ジュニアオーケストラ(長濱隆団長、団員35人)の「沖縄・東京ツアー2010」(主催・宮古島市ジュニアオーケストラ、共催・琉球新報社)2日目の演奏は、24日午後3時から糸満市の沖縄平和祈念堂で開演、大仏の前で荘厳な演奏を繰り広げた。
バイオリン奏者の天野誠夫妻が2005年から管楽器の音色を広めるための第一歩として各幼稚園、小中学校でバイオリンコンサートを始めたのがきっかけでスタートしたジュニアオーケストラ。06年からはサマーキャンプとして中高校生の吹奏楽も一緒になって活動してきた。08年にジュニアオーケストラとして結団してからは毎年、著名な音楽家を招いて演奏会を行ってきた。
今年は宮古、沖縄本島、東京での演奏会で、初日は23日、マティダ市民劇場で行われた。グリーグのホルベルグ組曲やチャイコフスキーのセレナーデ第一楽章など名曲を演奏し、絶妙なハーモニーを聴かせた。
平和祈念堂での演奏会は日本弦楽指導者協会県支部の共同主催で行われ、首里少年少女合唱団も花を添えた。東京公演は26日午後7時から、東京武蔵野市民文化会館で行われる予定で、東京・沖縄で音楽を学ぶ児童生徒や南秀くらぶ混声合唱団との交流も期待されている。