品質の高さアピール/島産マンゴー
宮古郵便局 ゆうパック出発式
宮古島産マンゴーのゆうパック出発式(郵便事業会社宮古島支店、宮古内郵便局共催)が3日、宮古郵便局構内で行われた。職員や農家、行政の関係者らが出席し、宮古島産の品質の高さをアピール。併せて今後の販路拡大や生産振興を祈念した。農家代表の辺土名豊一さんは「今期は、天気に恵まれず大幅減産が見込まれるが、量を質でカバーしようと努力してきた。消費者の皆さんに満足いただけるマンゴーができたと確信している」と品質に自信を見せた。
郵便局会社は今年初めて、北海道札幌の約100の郵便局にも宮古島産マンゴーの販売カタログを設置し、売り込みを開始した。札幌での成果次第で、全国展開も視野に入れている。
郵便事業会社宮古島支店と宮古の11郵便局を合わせた今年の「ゆうパック」販売は、昨年の2万3320個より、約2割少ない約1万9000個を見込む。
セレモニーでは、おおぞら南保育園の園児たちが、踊りを披露し花を添えた。
あいさつで、郵便事業会社の諸見里治宮古島支店長は「生産者が栽培技術の向上に日々努力した結果、宮古島産ブランドが確立した」と評価。その上で、ゆうパック事業が地域活性化の一助となるよう、より多くのマンゴーを全国に届けたい、と意欲を見せた。
宮古郵便局の与那覇寛信局長は「郵便局のネットワークを生かして、これまで以上に地場産業の育成と地域経済の発展に寄与できるよう努める」とあいさつした。
下地敏彦市長は「東京築地に並ぶ宮古と宮崎産のマンゴーを比べると、甘い香りがするのは宮古産。色もきれい。食べるとこくがあっておいしい」と品質を高く評価。今後に向けては、宮崎産に負けないよう努力して、産地間競争に勝ち残ってほしいと激励した。
辺土名さんや下地市長らが手渡しで積み込んだマンゴーは、参加者らの拍手に送られて郵便局を出発した。