就職目指し職業体験/しごとミュージアム
県内外65校の進路相談も/宮古で初開催
沖専各適正・適職・職業体験フェスタ「しごとミュージアム」(主催・県専修学校各種学校協会)が3日、市中央公民館で行われた。会場では分野別に体験学習コーナーなどが設けられ、参加した宮古地区4高校の生徒たちは希望する職種のブースでそれぞれの仕事の内容を学習、体験し将来の進路の参考にしていた。また、会場では県内外の大学、短大、専門学校65校による合同進路相談会も同時開催された。
同フェスタは、全国ワーストの失業率や新規高卒者の無業者数(率)が全国平均の3倍で就職内定率も全国ワーストとなっていることから、高校生を中心とする若年者の就業意識の啓発と各分野の職業を体験学習する機会として開催している。
会場では調理師、保育士、理学療法士、服飾デザイン、美容、理容などの職業体験コーナーが設けられ、生徒たちは将来の職業として目指している業種の仕事を体験した。
保育士体験で切り紙によるカード作りを体験した宮古総合実業高校3年の仲宗根真希さんは「将来は保育士になって園長になることが夢。きょうの切り紙体験も子どもたちはどんな風にして切り紙をするのかを想像しながらやると楽しかったので良い体験ができたと思う」と感想を述べた。
ホテルのブライダルを体験した宮古工業高校3年の奥浜稀帆さんは、実際に花嫁が着るカラードレスを試着し「実際にその仕事を経験するとやってみたいという気持ちになった」と笑顔で話した。