「あたらす市場」建て替えへ
売場面積現在の1・6倍に拡大/9月着工、来春オープン予定
JAおきなわ(砂川博紀理事長)は、JAファーマーズマーケット「あたらす市場」を2012年度で建て替える。砂川理事長が5日、同市場生産者大会の席で明らかにした。
新市場の建設場所は、JA宮古地区本部前の駐車場。13年4月のオープンを予定している。
新市場は、旧農民研修センターを改装した現建物が、多目的ホールの設計で店舗に合わず、狭く老朽化しているため、安全・安心で快適な買い物空間の提供を目的に建設する。会員数や農産物の増加にも対応した。現市場は取り壊して、駐車場にする。
延床面積は、862平方㍍と広い。売場面積は492平方㍍で、現市場の約1・6倍。総事業は約2億5000万円を見込む。着工は、9月ごろを予定している。
砂川理事長は、新市場が農畜産物や加工品の販売拠点施設としての機能発揮や、農産物を通した情報交換の場になるよう期待した。
砂川寛裕・あたらす市場出荷協議会長は、新市場のオープンに向けて、生産者に接客や納品の際のマナー順守について意識改革を促した。
新市場は、地元農産物に付加価値を付ける加工室が新たなセールスポイントとなる。規格外品のマンゴーを材料にマンゴージュースやアイスクリームなどを提供するという。天ぷらなどの総菜も置く。加工室の周辺には、いすとテーブルを配置し、憩いの場にする。