3億1300万円の売上/あたらす市場11年度
JAファーマーズマーケットみやこ「あたらす市場」の第7回生産者大会(主催・同市場出荷協議会)が5日、JA宮古地区本部で開かれ、新鮮で安全、安心な農産物の提供に決意を新たにした。事務局は2011年度の売上が前年度より3%増えて3億1361万円になったと報告。12年度は葉物や根菜、果樹類、加工品などの部門で専門部会を立ち上げて、生産者の所得向上を図る方針が示された。販売金額や数量、多品目の部で優秀な成績を収めた生産者も表彰した。
あたらす市場は①新鮮で安く安全・安心な商品の提供②地産地消の促進③生産者と消費者の交流の場づくり-を基本方針にする。津波古昌誠店長は、売上増の要因の一つに、この方針が消費者の理解を得ていることを挙げた。
あいさつで、砂川寛裕出荷協議会会長は「これだったらどこにも負けないと自負できる品ぞろえをしたい」と抱負。具体的にニガナ(方言名・ンギャナ)やシソ(同アカナ)など島野菜の徹底した品ぞろえを提唱した。売上増については、「切らさないことがポイント」と強調した。
23年度の事業実績報告によると、11年度の客数は20万9789人で、1日580人来店した。12年3月末の登録生産者は、574人でオープン当初の約200人と比べ約3倍に増えた。 品目別の売り上げはマンゴーが最も多く4439万円。野菜ではゴーヤー(1324万円)、キュウリ(600万円)、トウガン(582万円)、ナス(517万円)、ピーマン(493万円)-などが上位だった。
砂川裕喜さんの音頭で「「新鮮、安全、安心な農産物および加工品の提供に全力を尽くす」などを盛り込んだ大会スローガンを唱和。
與那嶺宏明・県宮古農林水産振興センターが来賓のあいさつ。砂川博紀JAおきなわ理事長が、激励のあいさつをした。
表彰された皆さんは次の通り。(敬称略)
【農産物年間販売金額の部】砂川勝哉(平良)
【加工品年間販売金額の部】津嘉山千代(下地)
【農産物年間販売数量の部】砂川和彦(城辺)
【農産物年間多品目の部】伊禮光枝(平良)