特産品に触れ交流/九州まちの駅 宮古で開催
第5回まちの駅九州沖縄会議in宮古島が7日、市内で開催された。九州や沖縄本島、八重山から、会員ら15人が参加。宮古のまちの駅を訪ね歩いて特産品などに触れ、交流も深めた。
まちの駅九州沖縄会議は、まちの駅の交流や連携を目的に開催。5、6日は沖縄本島で開き、3日目は個性的な文化の息づく宮古開催となった。
まちの駅巡りの前に、宮古島市公設市場内の「市場の駅」と「青果の駅」でセレモニーが行われた。
宮古島まちの駅ネットワークの堀川政憲会長は「宮古島開催を機に、会員を積極的に増やしていきたい」とあいさつした。
九州ネットワークの今泉重敏事務局長は「前向きのパワーあふれる皆さんの力で、宮古を元気にしよう」と呼び掛けた。
内閣府沖縄総合事務局の三浦知雄運輸部長は「公務員も現場主義感覚が必要と、参加した。皆さんの活躍が私たちをも元気にする」と激励した。
長濱政治副市長は「公設市場を起点に点から面へとネットワークを広げてほしい」と期待した。
宮古のネットワークは、昨年6月に発足し、現在10カ所に増えた。一行は、市場の駅を出発し、各地の駅を巡った。
まちの駅は、観光名所や特産品、商店の紹介や物産交流なども行うネットワーク。トイレや休憩所の設備も条件になる。
市場の駅では菓子やドリンクを販売。長いすを設けてくつろげるようにした。宮古島市の姉妹都市・藤枝市のお茶を物産交流で販売。福島県の酒も置き、復興支援をしている。
まちの駅は「地域連携」や「地域活性化」がキーワード。堀川会長は「ネットワークは、宮古を盛り上げようという人の集まり。会員が増えることは、宮古の人的底上げに結び付く」と活動の効果に期待する。