甘さと香りアピール/マンゴーまつり
ブランド化を推進/試食コーナーに長蛇の列
第3回宮古島のマンゴーまつり(主催・同実行委員会)が8日、市熱帯植物園で開かれた。マンゴーを無料で振る舞う試食コーナーは長蛇の列ができるほどの人気ぶりで、多くの市民や観光客らが旬の味を楽しんだ。加工品の販売、レシピコンテストなども行われ、来場者に宮古島特産マンゴーを積極的にPRした。
同まつりはこれまで、2日間の日程で実施されていたが、今年は日照不足などの影響でマンゴーが不作なため1日のみの開催となった。
午前9時から行われた開会式で、実行委員長の下地敏彦市長(代理・長濱政治副市長)は「まつりを開催することで、宮古島産マンゴーのブランド化に努めたい」とあいさつ。来賓の県宮古農林水産振興センター与那嶺明宏所長、市議会の平良隆議長、宮古島観光協会の豊見山健児会長がそれぞれあいさつに立ち、まつりが盛大に開催されることを祝した。
試食コーナーは午前10時、午後1時30分、同4時の3回開かれた。今回はマンゴーだけでなくドラゴンフルーツ、パッションフルーツ、パイナップルなどの試食も実施。マンゴーは約400㌔、ドラゴンフルーツ約200㌔、パッションフルーツとパイナップルは各約30㌔が振る舞われた。
販売ブースでは宮古島マンゴー出荷組合や生産農家らのマンゴーや、さまざまな加工品などを販売。また、2011年から宮古島市の友好都市となった静岡県の藤枝市もブースを出店。藤の里観光大使「藤娘」の永井加代さんらが特産品を販売し藤枝市をPRした。
神奈川から家族3人で訪れた松本英将さん(41)は「ホテルでポスターを見て来た。宮古島にこういうまつりがあることは知らなかった。宮古島産のマンゴーはとてもおしい。お土産に買って帰りたい」と語った。