県代表牛きょう決定/全国和牛能力共進会最終審査
10月に長崎県で開催される第10回全国和牛能力共進会に向けて県代表牛を選抜する最終巡回審査が9日から県内で始まり、2日目の10日は宮古地区で行われた。審査結果の発表は、きょう11日夕方ごろを予定している。
審査には、全国和牛登録協会の池田和徳参与ら県内外から11人の専門家が当たった。出品牛は、5月の1次審査で選抜された第2区(若雌の1)の2頭と第3区(若雌の2)に1頭、第6区(高等登録群)に親子3代1組の計6頭。審査委員らは、体形や発育度などを審査した。
開会式で、宮古地区農業振興会の岡村幸男副会長は、宮古の候補牛が優秀な成績を収めて県代表に選抜されるよう祈念した。
上地廣敏市農林水産部長(代読)は、全国和牛能力共進会の結果が、和牛産地のブランド化に大きく影響することから、宮古牛が全国の舞台で名を上げるよう期待を込めた。
5年に1度開かれる全国和牛能力共進会は「和牛のオリンピック」とも呼ばれ、畜産業界最大のイベント。10月25日~29日まで、長崎県の佐世保を主会場に開催される。
出品者と所有牛は次の通り。(敬称略)
【第2区】伊山和吉(ふくなみ7号)▽上地誠(あんな3号)
【第3区】池間トミ(ふくみ号)
【第6区】荷川取広明(あかり号、かんな号、かんな6号)