銅賞に下地君と金子さん/全国中学生海の絵画コン
県では平良中生徒6人入選
日本海事広報協会の第49回全国中学生海の絵画コンクール審査会が3日に行われ入選作品43点を決定。このうち銅賞に平良中3年の下地龍斗君と金子伊織さんの作品が選ばれた。また、下地君の作品は同コンクールの沖縄地方展で宮古からの出品作品として初めて金賞に輝いている。
今回は全国422校と1団体から4428点の応募があり審査の結果、金賞(国土交通大臣賞)1作品、銀賞3作品、銅賞6作品、特別賞3作品、佳作30作品を決定した。
銅賞受賞の下地君は「昨年のコンクールでは県で佳作だったので今回の結果はとてもうれしい。作品としては奥の背景の描写が難しかったが細かく描けたと思う」と述べた。
また、金子さんも「県では銅賞だったので全国では難しいかなと思っていたのでうれしい。作品は光と色の描写に気を付けて描いた」と笑顔で話した。
美術部で2人の指導に当たる顧問の友利尚子教諭は「美術部創部メンバーである2人が一生懸命頑張ってこうして実績を残してくれたことがうれしいし、後輩たちの励みにもなる」と話した。
そのほか、伊志嶺吉作校長は「2人の普段からの努力がこうした素晴らしい結果につながったと思う。これからも楽しみながら創作活動を続けてほしい。こうした素晴らしい結果は学校、地域、保護者の喜びになる。ぜひこれからも頑張ってほしい」と述べた。
沖縄地方展の入賞作品に対する表彰式は20日に那覇市のかりゆしアーバンリゾート・ナハで行われる。
また、同地方展の入賞作品展は23~30日まで那覇港泊ふ頭旅客ターミナルで、31~8月6日までは沖縄総合事務局で行われる予定。
同コンクールは、海や船の役割に対する理解と関心を持たすことを目的に毎年、全国の中学生から海や船を題材とした絵画を募集している。
沖縄地方展の入選10作品のうち、平良中から6作品が選ばれた。
平良中の生徒の沖縄地方展入選者は次の通り。
金賞=下地龍斗(3年)▽銀賞=仲田そら(同)▽銅賞=金子伊織(同)増成美樹(同)伊計怜香(2年)狩俣実花(同)