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2010年8月27日(金)13:27
太陽光発電設備完成/4離島実証事業で最初 関係者ら参加し竣工式
【多良間】多良間村塩川の旧空港滑走路に建設が進められていた太陽光発電実証研究設備が完成し26日、関係者ら約30人が出席して竣工式が行われた。資源エネルギー庁の離島独立型系統新エネルギー実証事業として建設が進められている宮古島、多良間島、与那国島、北大東島の4離島の実証実験設備で最初の竣工となった。
下地昌明村長は「エコアイランドたらまを目指していることから、この太陽光発電設備の完成は産業の振興に大きな役割を担うと期待している」とあいさつした。
沖縄電力の佐久間章副社長は「地球温暖化防止への取り組みを経営の最重要課題と位置付けている。今回の導入で発電出力が不安定な太陽光発電が電力系統に与える影響を把握し、新エネルギー導入の安定化対策につなげていきたい」と話した。
同実証設備は用地面積が6500平方㍍。太陽光パネルの面積は2063平方㍍で出力は250㌔㍗。