港の大切さ実感/みなとフェスタ
海の恵みにも感謝/多彩なイベント楽しむ
「海の日」の16日、平良港で「みなとフェスタ2012」(主催・宮古島市)が開催された。強い日差しと時より心地よい海風が吹く中、会場には大勢の親子連れや観光客らが訪れ、海の恵みに感謝するとともにカツオ解体ショーなどの多彩なイベントを楽しんだ。
下地敏彦市長は「平良港は新しい時代に対応した港を目指している。きょうはいろいろなイベントがあるので港の重要性や必要性を学びながら楽しい時間を過ごしてほしい」とあいさつした。
平良港は、宮古島の海の表玄関で人的・物流の交流拠点。国の重要な港湾に指定され、市民や観光客らに親水性の港として親しまれている。
カツオの解体ショーでは、大きなカツオを手際良く三枚下ろしにする技術に子どもたちから「すごい」と歓声が起こった。解体されたカツオは刺し身として振る舞われた。
海藻おしば教室では、親子や友人同士で、緑色のワカメや紅色のアカツノマタなどを使ってオリジナルの手作り作品に挑戦した。
ヒトデやナマコなど海の生き物たちと触れ合うタッチプールでは、大人たちが大きなナマコを怖がる中、子どもたちは笑顔でわしづかみ。生き物たちとの触れ合いを楽しんだ。
カツオの刺し身に舌鼓を打った池原志斗君(砂川小5年)は「カツオはとてもおいしかった。三枚に下ろすのは今は無理だけど将来はやってみたいと思った」と感想を述べた。
もずくそうめん流しで、もずくを味わった長元あいりさん(北小2年)は「普通のそうめんよりも、もずくそうめんの方がおいしかった」と笑顔で話した。