西軍勝利、今年は豊漁/宮古島夏まつり
大綱引きでフィナーレ
宮古島夏まつり2012(主催・同まつり実行委員会)は21日、最終日を迎えた。この日も市内三つの商店街を中心に開催され、歩行者天国(夜店)や宮古角力大会、ミス宮古発表会などでにぎわった。特に祭りを締めくくった東西大綱引きは盛況で、多くの市民が参加して綱を引き合った。今年は西軍が勝利し、豊漁が約束された。
祭りの2日目は宮古角力大会で幕開け。午後2時から宮古島市役所平良庁舎西側駐車場で開催され、小学生、中学生、一般の出場者が力自慢を競った。
午後4時30分になると前日に続いて歩行者天国がスタート。じんべいや浴衣姿の市民、親子連れが西里、下里、市場の3商店街を歩きながら年に一度の夏まつりを満喫した。
歩行者天国と同じ時間にパレードが行われ、東小学校マーチングバンドや琉球國祭り太鼓宮古支部など参加5団体が踊りを披露して祭りを盛り上げた。
その後、市公設市場前の特設ステージで第39代ミス宮古の発表会があり、根間愛美さん、友利みちるさん、平良ゆかりさんが紹介され、向こう1年間、宮古のPR活動に努める決意を表明し、見守った市民から大きな拍手を浴びた。
祭りの締めくくりとなる東西大綱引きは午後7時40分ごろにスタート。会場となった下里通りには多くの市民が訪れ、長さ80㍍、重さ約1・5㌧の大綱を引き合い、祭りの一大イベントを盛り上げた。東西対決は熱戦の結果、西軍が勝利した。西軍は「勝利のみこし」を高々と宙に上げて喜びを表現。会場の市民は迫力の光景に見入っていた。
まつり実行委員会の下地義治委員長(宮古島商工会議所会頭)は「夏まつりが開催できるのは、多くの市民の情熱と支援のたまもの」と感謝した。その上で「今年も市民の皆さんにとって心穏やかな1年になり、来島する観光客が宮古島を満喫できる1年になるよう願っている」などと期待を込めた。