オスプレイ配備反対宮古大会 超党派で開催
来月5日にカママ嶺公園/実行委、成功に向け気勢
米軍普天間飛行場に垂直離着陸輸送機「MV22オスプレイ」を配備する計画が進められる中、沖縄本島では8月5日に「オスプレイ配備反対県民大会」が催される。宮古では県民大会と連動して同時刻にカママ嶺公園で、「宮古地区大会」の開催を予定し25日、同地区大会に向けた初回実行委員会を開き、実施要綱案の確認などを行った。県民大会と連動して行う超党派の郡民大会は2007年9月の「教科書検定意見撤回を求める宮古郡民大会」以来、およそ5年ぶり。初会合で参加団体の代表らはガンバロー三唱で大会の成功を祈念した。
実行委員会役員には、6人の共同代表を選出した。下地敏彦市長を筆頭代表に、下地昌明多良間村長、平良隆市議会議長、西平幹村議会議長、島尻清子宮婦連会長、根間修連合沖縄宮古地協議長が共同代表を務める。また、事務局長を奥平一夫県議、事務局次長を座喜味一幸県議が担う。
初会合であいさつした下地市長は「宜野湾市のど真ん中にある普天間に、もしオスプレイが墜落したならば大惨事になる。断じて配備させてはならず、宮古での配備も絶対に許さない。大会を皆さんとともに成功させたい」と述べた。
平良議長は「26人の市議会議員団も、世界一危険だといわれる普天間に、世界一危険なオスプレイ配備を許していない。皆で力を合わせて配備を阻止しよう」と呼び掛けた。
奥平県議の進行で初回会合は進められ、大会プログラム案や大会決議の内容、カンパの集め方と予算の中身、3000人以上の大会規模にすることなどの確認を行った。また、大会当日の移動手段や駐車スペースについて、各団体の代表から意見が出された。
24日現在、宮古島商工会議所など16団体が大会賛同団体となっているが、同実行委員会では今後、地区協議会や老人クラブなどにも大会参加を呼び掛け、大会参加の拡大を図っていく。
実行委の初会合では連合沖縄宮古地協の下地徹事務局次長の掛け声で、ガンバロー三唱を行い、地区大会の成功に向け気勢を上げた。