与那覇博和さんに最優秀選手賞/全琉実戦空手道協会
過去4回の優勝を高く評価
全琉空手古武道連盟・全琉実戦空手道協会(野原耕栄会長)は今月15日に沖縄国際大学体育館で開催した第20回全琉空手道選手権大会で、過去の大会で優秀な成績を修め、沖縄伝統空手の普及に多大な貢献があったとして、与那覇博和さん(43)=平良=に最優秀選手賞を授与した。与那覇さんは27日、受賞を報道各社に報告した。
与那覇さんは同空手道選手権大会の「一般男子実戦・重量級の部」に第12回大会から7回連続して出場し、うち4度の優勝経験を持つ。同協会は第20回の記念大会に併せて最優秀選手16人を選び表彰した。
受賞を報告した与那覇さんは「宮古では練習機会が少なく、練習する場所も限られているため、沖縄本島の道場へ出稽古するなどして練習に励んだ」と述べ、「宮古では竜球館宮古道場館長の新里和彦さんや、松原秀和さんに試合前の練習相手になってもらった」と話した。
過去の大会の思い出では第15回大会で、宮古で一緒に練習を積んだ砂辺裕司選手と決勝で対戦することを約束し、それがかなったことが最も心に残るという。
最優秀選手表彰を受けたことについて、「よく、ここまでやってきたと自分自身では満足している。周りの支えがあったからこそ」と話し、「体力が続く限り、今後も現役の選手として大会に参加していきたい」と抱負を述べた。