宮古地区2900万円の黒字/JAおきなわ11年度決算
合併10周年感謝の集いも開催
JAおきなわ(砂川博紀理事長)は28日、平良、城辺、上野、下地4支店合同の事業報告会と、感謝の集いを宮古地区本部大ホールで開いた。宮古地区の決算は平良、城辺、上野、下地、伊良部、多良間の6支店と、地区本部、営農センターの損益合計。2011年度決算は、2900万円の当期剰余金を計上した。
02年に県下27JAを統合した県下単一のJAおきなわは、今年で10周年を迎えた。今回は、節目を記念して例年支店単位の報告会を4支店合同で開催。会場いっぱいに組合員が集い、盛況となった。
席上、岡村幸男宮古地区本部長は葉タバコやサトウキビが大幅減産となる厳しい経営環境の中で、黒字を計上できたのは、組合員の協力のおかげと感謝した。
経営管理委員の砂川博一さんは、合併年目の決算は、当期剰余金16億円、当期未処分剰余金が18億円となるなど、経営が健全に運営されていると報告。今後の10年間に向けては「組合員や利用者から『第一に選ばれるJA』となるよう役職員一丸となってまい進する」と決意を新たにした。
宮古地区の本業のもうけを示す経常利益は1億5200万円(同比4400万円減)となった。
部門別の経常利益は信用で1800万円、共済2800万円、肥料や生産資材などを扱う購買2億5200、販売で4700万円をそれぞれ計上。営農などの指導部門と管理部門は、1億円を超える赤字だった。
感謝の集いは、アイランダーアーティストの下地暁ファミリーが盛り上げた。下地さんは、「あぐがぱな どぅすがぱな」などの持ち歌をダイナミックに演奏。パニパニJrは、「宮古まもる君のうた」など、女性ボーカルユニットのkukuru〝心〟は、「涙そうそう」などを熱唱し、大きな拍手を浴びた。武-Douは、舞台いっぱい勇壮に踊った。最後は、豊作を願うクイチャーで締めくくった。
伊良部、多良間支店の報告会は、後日開催する。