「手作り広場」に200人/本社主催
親子で工作楽しいね/三線やシーサー作る
第25回親子ふれあい手作り広場(主催・宮古毎日新聞社ほか、協賛・メイクマン)が5日午前と午後の2回、メイクマン宮古店で開かれた。午前108人、午後91人の計199人の小学生とその父母らが参加。親子で協力しながら、のこぎりやカッターなどを使った手作り工作にチャレンジした。
同催しは、夏休みに親子のきずなを深めながら手作りの楽しさを味わうことなどを目的に開催。今回、制作したのは、カンカラ三線、からくり貯金箱(アクリル工作)、スライド本立て(木工工作)、しっくいシーサーライトの4種類と、第回特別企画として「昔のおもちゃを作って遊ぼう」と題し水鉄砲と竹とんぼも加えられた。作業開始を前に開講式が行われ、主催者を代表し宮古毎日新聞社の平良覚社長が「夏休みの良い思い出になるよう親子で楽しんで」とあいさつした。
参加者たちは、指導のために沖縄本島や九州からも来島した計15人のアドバイザーから助言を受けながら、のこぎりやカッターを使って木材を切ったり、アクリル板を接着剤で固定したり、しっくいでシーサーの表情を作ったり、カンカラ三線に弦を張るなどの作業に親子で取り組んだ。
東京から遊びに来ていて、シーサー作りに挑戦した太田明君(5)は「シーサーは初めて作ったが、歯を作りのが難しかった」、スライド本立てを作った比嘉彩貴さん(鏡原小4年)は「電動ドライバーでネジを止めるのが楽しかったが、のこぎりを使うのは難しかった」と感想を述べた。
比嘉さんの母・二沙子さんは「家で工作はなかなかできないし、普段は親子で参加できるイベントがあまりないので、こういう催しがあるのはとてもありがたい」と語った。