上質なオペラ披露/夏休みこども芸術劇場
歌と笑いで大盛況/黒島さんら大勢の観客魅了
「夏休みこども芸術劇場-オペラ・うた・いろんな楽器-」(主催・宮古島市文化協会)が7日、市中央公民館で開催された。クラシックの名曲を宮古島市出身でオペラ歌手の黒島舞季子さん(ソプラノ)と大阪音楽大学の准教授・晴雅彦さん(バリトン)が表現力豊かに歌い上げ、会場を埋め尽くした観客を魅了した。同劇場は第7回市民総合文化祭の一環として開催された。
主催者あいさつで大城裕子会長は「今回の演奏会は子どもも大人も楽しめる質の高い内容になっている。音楽を通して子どもたちの心の成長、地域の文化力向上に寄与するとともに子どもたちが将来の夢や希望を抱くきっかけになることを期待している」と述べた。
また、下地敏彦市長も「きょうは楽しい歌がたくさん聴けると思う。音楽の楽しさ素晴らしさを感じてほしい。市も市教育委員会も文化協会の今後の活動に最大限協力していきたい」あいさつした。
第1部は、楽器紹介コーナーなどが行われ、小金丸章斗さんがコントラバスの楽器としての魅力や演奏における役割などについて分かりやすく説明した。
第2部は「晴さん&舞季子さんのオペラ入門」と題して、会場に詰め掛けた子どもたちとの掛け合いをしながらオペラの魅力を紹介した。
舞台上で行われる晴さんと黒島さんのコミカルな掛け合いと響き渡る美しい歌声に子どもたちは大興奮となり、オペラの魅力に魅了された。
会場には親連れらが多数詰め掛け、夏休みの楽しいひとときを過ごした。