11/22
2024
Fri
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
政治・行政 社会・全般
2012年8月16日(木)9:00

仲井真知事、納骨堂に献花/宮古南静園

自治会・退所者会から要望受ける


終戦記念日に宮古を訪れた仲井真知事は南静園納骨堂で献花し祈りをささげた=15日、宮古南静園納骨堂

終戦記念日に宮古を訪れた仲井真知事は南静園納骨堂で献花し祈りをささげた=15日、宮古南静園納骨堂

 沖縄21世紀ビジョン基本計画(沖縄振興計画)の市村長との意見交換のため来島した仲井真弘多知事は15日、意見交換会終了後、国立療養所宮古南静園を訪れ、「らい予防法」による戦前戦後の隔離政策によって、同園内で犠牲となった人たちの遺骨が納められた納骨堂で献花し祈りをささげた。また、入園者自治会と退所者の会のヒアリングに臨み、二つの会から、それぞれ要望書を受け取った。仲井真知事の同園訪問は、知事就任後初めて。


 終戦記念日のこの日、仲井真知事は2009年に施行されたハンセン病問題基本法が制定されるまでの間、戦前戦後を通じ、偏見と差別に苦しんだ入所者を慰問し施設内を視察する目的で同園を訪問した。

 園内自治会で行われたヒアリングでは、入園者自治会連絡員の豊見山一雄さんから「宮古南静園の将来構想実現に向けて」と題した要望書を、また、宮古退所者の会代表の知念正勝さんから「離島の退所者支援についての要望」をそれぞれ受け取った。

 二つの会からの要望では、終生在園保障のための病院機能存続と医師確保など、園内の医療体制整備に向けた取り組み策を県が積極的に関与し推進するよう求めている。

 要望書を受け取った仲井真知事は「ご苦労された皆さんの気持ちをしっかり受け止め、要望内容を実現していきたい。次回の訪問では回答書を持参して伺いたい」と、同要望に対し前向きな姿勢を示した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!