下地敏彦氏が出馬表明/宮古島市長選
「島の活性化は重要課題」/大勢の支持者再選へ気勢
2013年1月24日の任期満了に伴い執行される第3回宮古島市長選挙(13年1月13日告示、同20日投開票)に立候補を予定する現職の下地敏彦氏(66)が22日、出馬表明した。市長選出馬にあたり下地氏は「宮古島の活性化は緊急かつ重要な課題だ」と述べ、引き続き市政運営を担いたい意志を固め、次期選挙への2期目再選に向けて全力を尽くすことを決意表明した。
同氏の出馬表明には中村貢後援会長、座喜味一幸自民党県連政調会長、西銘恒三郎自民党沖縄4区支部長、下地明市議会与党議員団会長のほか、14人の市議会与党議員と市内5地区の後援会支部長らが同席した。
中村後援会長は「荒波を蹴って伊良部からも、また、激しい風の中を陸からも大勢の支持者に集まってもらい感謝している」と述べ、「現職下地氏の行政手腕は市民から高く評価されている」として市政継続を訴え、下地氏の再選に向け支持を求めた。
座喜味氏は「宮古島市は県内41市町村の中でも輝いている。この4年間に多くの種を植えてもらった」として、結実を見るまでの市政存続の必要性を述べた上で、「2期目に向けて着々とスクラムを組んでいこう」と呼び掛けた。
出馬表明に立った下地氏は、3年半前に行われた市長選挙を回想し、「皆さまに温かい支持を頂いた」と謝意を表した上で、「混迷する市政の立て直しを図ることを約束し全身全霊を傾け取り組んできた。その結果、危機的状況にあった市財政は大きく好転し、役所は市民のために役立ち働く所であるとの意識が職員に浸透した」と述べた。
県営広域公園の誘致や下地島空港と周辺残地有効活用などの残された行政課題を解決し各種施策を推し進め、「市民が平和で暮らしよい、活気にあふれた島づくりを引き続き進めたいと考えている。もう一期、市民の負託に応えなければならない」と述べ、出馬の決意表明を行った。
西銘沖縄4区支部長、市与党議員団の下地会長が激励のことばを贈り、下地氏への支持を訴えた。
出馬表明に集まった大勢の支持者らは宮古経済青年有志会の宮里敏彦代表の掛け声で「ガンバロー三唱」を行い、下地氏2期目再選に向けての結束と勝利を誓い合った。
下地 敏彦(しもじ・としひこ)1945(昭和20)年12月10日生まれ。平良字下里出身。68年琉球大理工学部卒。同年琉球政府採用、98年県農林水産部次長、99年県宮古支庁長、2002年城辺町助役、06年県漁連会長などを歴任し、09年1月執行の宮古島市長選挙で初当選し現職。