9月9日開催を正式決定/オスプレイ反対
7500人動員目指す/宮古地区実行委
米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの米軍普天間飛行場(宜野湾市)への配備に反対する宮古地区大会実行委員会は23日、市中央公民館で第3回実行委員会を開き、大会を9月9日午前11時からカママ嶺公園多目的広場で開催することを正式に決定した。約7500人の市民参加を目指す。市民一人一人が配備反対の意思を示すため「一人100円募金」も開始した。募金箱は市役所各庁舎に設置する。多くの市民の協力を呼び掛けている。
宜野湾海浜公園で開催する県民大会と同日同時刻に開催する。2007年の教科書検定意見撤回を求める県民大会の参加者11万6000人を上回る過去最大規模を目指す。
県民大会は当初8月5日に開催予定だったが、台風の接近により延期となっていた。
オスプレイの沖縄配備をめぐっては、今年4、6月に相次いだ墜落事故を受け、地元の反発が拡大している。
実行委で共同代表の下地敏彦市長は「世界一危険な基地といわれる普天間基地へのオスプレイ配備には、宮古島市民だけでなく沖縄県民としても断固反対していく」、同じく共同代表の島尻清子宮婦連会長は「大会に参加する呼び掛けやはちまきを準備している。一人が人以上に呼び掛けてほしい」とそれぞれあいさつした。
実行委では、延期した日程を正式決定したほか、「県民(うまんちゅ)100円募金活動」の概要が説明された。
募金は①県民の県民による県民のための運動をアピール②大会を成功させるとともに活動を継続させる-などを目的に県民一人一人から100円を募る。
集まった募金は、県民大会の開催および配備反対に関する諸活動に充当する。
事務局長の奥平一夫県議は「大会延期で中だるみがあり関心が薄くなっているが、気を引き締めて周囲の人たちに声掛けし当日は広場を埋め尽くしたい」と動員に協力を呼び掛けた。最後は出席者全員で「ガンバロウ三唱」を行い気持ちを一つにした。
宮古地区大会の実行委は共同代表に▽下地市長▽下地昌明多良間村長▽平良隆市議会議長▽西平幹多良間村議会議長▽島尻宮古島市(地区)婦人連合会長▽根間修連合沖縄宮古地区協議会議長-とし、宮古島商工会議所や宮古島観光協会、県建設業協宮古支部など団体で構成している。