宮古の不登校率低い
校長研修会で明らかに
2012年度の第2回小・中学校研修会が29日、宮古教育事務所研修室で開催された。
儀間裕芳宮古教育事務所長は、宮古の小学校の不登校出現率が0・16%、中学校が1・84%と全国や県平均をかなり下回っていると、生活面の安定を高く評価した。
一方、全国平均を下回る学力の向上を課題として指摘。同課題の改善に向けて宮古は、生活指導にかける時間を減らし、その分を学力向上に回せる有利な環境にあるとし、対策を強化するよう促した。
先生たちに「児童生徒一人一人の可能性を信じて、それを開いてやろうという意識を持ってほしい」とエールを送った。
県警本部の砂川道男交通部長は「飲酒運転根絶」について講話した。
砂川部長は、「公務員が飲酒運転で処分されている件数が増加していることは、公務員にも飲酒運転常習者がいるのでは」と危惧。公務員の飲酒運転による被害は1億円に上ると、警鐘を鳴らした。
管理職である校長に対しては①自身が飲酒運転をしない強い決意を持つ②部下職員にしてはいけないことを口酸っぱく説く③飲酒の持つ魔性を過小評価しない-など心構えを持つよう助言した。
宮原小学校の屋嘉比邦昭校長と伊良部中学校の平良善信校長が「今年度の学校経営」について、実践事例発表をした。
同会は学校経営の改善・充実に役立てる狙いで開催している。