産業・経済 社会・全般
2010年7月11日(日)17:06
口蹄疫侵入を水際阻止/家保、JAなど 家畜運搬車両を消毒
県家畜保健衛生所(慶留間智厚所長)、JAおきなわと市畜産課の職員など約30人が10日早朝、口蹄疫の侵入を水際で阻止するため、沖縄本島経由で鹿児島から平良港に入港した貨物船の家畜運搬車両19台とコンテナ20本の消毒作業を行った。
作業は夜明けとともに始まり、同港の消毒ヤードで大型の運搬車両を一台ずつ噴霧消毒した。荷台に家畜のふん尿が残っている車両は職員らが除去した後の消毒作業になった。
コンテナは初期消毒を施した後、市内の産業廃棄物処分場に運ばれ、コンテナ内の排せつ物などを除去、平良港で再び消毒を行った。コンテナの再消毒にはJAおきなわ青壮年部の8人が作業に当たった。
同部事務局の松原泰夫さんは「青壮年部はこれまで宮崎の畜産農家への募金などの活動をしてきた。今回はぜひ地元の防疫作業に協力したいと考え参加した」と話した。