赤色灯点灯し巡回強化/宮古島署
警察の存在アピール/空き巣な ど犯罪未然防止で
宮古島署は管内で空き巣などの身近な犯罪が増えていることからパトロールを強化している。パトカーのサイレンを鳴らさずに赤色灯を点灯しながらの巡回を実施。視覚的に警察官の存在を知らせ、注意を促し未然防止につなげようとする試みで、「無施錠など戸締まりがあまいところが狙われる。被害に遭わないためにも防犯意識を高めてほしい」と呼び掛けている。
同署のまとめによると、身近な犯罪は8月末までに計78件となり、前年同月に比べ13件増えている。
特に空き巣被害は14件で、前年同月の5件に比べ9件増えている。
空き巣の発生件数のうち8割以上に当たる12件がかぎが掛かっていなかった。
空き巣被害は一戸建てが最も多く、全体の約7割を占めている。
農家はサトウキビの夏植えの時期でもあることから、同署では農作業などで家を留守にする場合は、必ず鍵を掛けて出掛けるよう注意を呼び掛けている。
オートバイの盗難は11件(前年同月比1件増)、自転車の盗難は26件(同比2件減)、事務所荒らしや商店などの店舗に侵入し金品を盗む出店荒らしも増加傾向にあることから鍵掛けの徹底を促している。