歌や劇で美ぎ島創出訴え/宮古島地区防犯協
ウムヤス・ウムッシ芸能祭
ウムヤス・ウムッシ(安全・安心・面白い)芸能祭(宮古島地区防犯協会主催)が8日夕、マティダ市民劇場で開催された。防犯協会支部代表や舞踊研究所、保育園児らが出演し、踊りや歌、劇に躍動。会場いっぱいの来場者らが、熱のこもった演技に拍手を送った。
同芸能祭は、防犯組織の拡充や防犯思想の普及高揚、地域安全活動の盛り上げなどに役立てる狙いで開催している。
舞台は久田流池間澄舞踊研究所の華やかな「とうがにあやぐ」の舞いで幕を開けた。
あいさつで、前川尚誼防犯協会長は、「軽犯罪が減少傾向にあるのは、自主防犯活動の成果」と自負。今後に向けて青少年の健全育成や、夜型社会の是正に決意を新たにした。
長濱政治副市長は、「県内でも防犯を呼び掛ける芸能祭を開催している所は、宮古だけだと思う」と評価した。
宮城英眞宮古島署長は、「地域の安全を地域で守るために、絆のネットワークを作り、活動を活発にしてほしい」と激励した。
あさひっ子保育園の園児たちが「ワイドー」の声を響かせて、宮古ちゅらさん運動の普及促進ソング「ワイドー!美ぎ島」を元気いっぱい踊った。観客らは、指笛を鳴らし子どもたちを応援した。
防犯協会下地支部の長間三夫さんと友利正美さんによる「幼いころのスイカ(泥棒)の話」には、笑いの渦。方言漫談を通して、健全育成に対する地域のかかわりの大切を訴えた。
「kukuru~心~」は、さわやかな歌声で「ユイユイ」を熱唱。最後は東川根自治会防犯パトロール隊による「東川根クイチャー」で締めくくった。