物流の充実化に期待/「みやらびⅡ」就航 関係者集い盛大に祝賀会
琉球海運の新鋭貨物船「みやらびⅡ」(全長168㍍、1万184㌧)の就航祝賀会が8日、市内のホテルで開催された。会場には関係者が多数詰め掛け、大型化した同船による大量、安定物流と宮古圏域のさらなる発展に期待を寄せた。
あいさつで山城博美社長は「琉球海運は今年で60周年を迎えた。私たちは先島の皆さんに支えられ、育てられた会社。これからも宮古の経済、文化の発展のために一生懸命取り組んでいきたい」と述べた。
来賓祝辞で宮古島市の長濱政治副市長は「みやらびⅡの就航を心から喜んでいる。大型化する船舶に対応した港に平良港を整備する必要があり、来週には市長が国土交通省に要請に行く。大型船舶による安定物流で琉球海運、宮古圏域が繁栄することを期待している」と述べた。
みやらびⅡの就航を確認するため、来島した国土交通省港湾局計画課の奥田健課長補佐は「実際に確認して平良港の現状が認識できた。平良港の事業化についてはこの熱い地元の思いが東京に届いて良い知らせがあると思う。私たちも現地の声をしっかり聞いて支援していきたい」と述べた。
そのほか、宮古島商工会議所の中尾英筰会頭が琉球海運、宮古圏域のさらなる発展を願い乾杯を行った。
「みやらびⅡ」は、ロールオン・ロールオフ型貨物船で大分県で造船された。全長は168㍍、船幅は26㍍。常用速力は21.5ノット。積載貨物は12㍍シャシー160台、乗用車245台。