11/22
2024
Fri
旧暦:10月21日 赤口 己 
教育・文化 産業・経済
2010年7月7日(水)18:23

宮総実 水産物で商品開発へ/「ソデイカあぶらみそ」など

試食会では「おいしい」の声が響き、生徒たちを喜ばせた=6日、宮古総合実業高校

試食会では「おいしい」の声が響き、生徒たちを喜ばせた=6日、宮古総合実業高校

漁協が支援/試食会開き「おいしい」
 宮古総合実業高校(下地廣治校長)で6日、2010年度課題研究試作製品発表会が行われた。宮古島漁協の小禄貴英組合長や市水産課の平良克彦係長らが、生徒らが商品化に向けて取り組んでいる「ソデイカのあぶらみそ」などを試食。

講評で平良係長は「全体的においしかった」と評価した。今後付加価値を付けた商品は、市漁協が販売し、水産物の販路拡大や水産振興を図っていく方針。
 
 市漁協が昨年から、ソデイカやアーサ(ヒトエグサ)、シビマグロ(キハダマグロの幼魚)、モズクの4種類を同校に無償提供。併せて加工品の開発を依頼し、今年で2年目を迎える。宮古農林水産振興センターが全体のコーディネートや情報提供をした。市が事業への援助・情報を提供している。

 
 商品化への取り組みは食品科学科3年生29人が課題研究授業の一環で実施。4グループに分かれて作った試作品は「ソデイカのあぶらみそ」、「アーサマフィン・アーサシフォンケーキ」、「シビマグロまん」、「モズクちんすこう」。
 
 商品化に向けた中間発表は、9月下旬~10月上旬に行う予定。優れた発表グループは、11月に開催される九州地区水産系高校生徒研究大会に出場する。
 
 同校では、生徒のメリットとして▽加工品開発を通した、地域産業の理解▽地元産業に密着した人材育成-などを挙げている。
 試食後、生徒を代表して友利満理奈さんは「貴重なアドバイスを受けた。今後の研究課題に一生懸命取り組んでいく」と決意を新たにした。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

2024年11月14日(木)9:00
9:00

牧山公園活用へ要望集約/市観光商工課

構想策定へ整備方針説明/地域住民との意見交換会   市観光商工課(砂川晃徳課長)は12日、伊良部牧山公園活用基本構想の策定に向けた伊良部地域住民との意見交換会を伊良部球場会議室で行った。事務局が展望台や周辺整備など市観光推進協議会の議論を基にまとめた…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!