亀濱さん2年連続3冠
86歳、全日本マスターズ陸上
第33回全日本マスターズ陸上競技選手権大会がこのほど、岡山県陸上競技場で行われ、宮古島市の亀濱敏夫さん(86)が、M85(85~89歳)400㍍、同800㍍、同1500㍍の3種目で優勝した。前回に続く3種目制覇で、2年連続3冠の快挙を達成した。
亀濱さんはM85 400㍍の日本記録保持者。前回の全日本マスターズで当時はアジア新記録にもなった1分23秒71という驚異的な記録を打ち立て、今もまだ日本記録は破られていない。
今大会は、400㍍1分26秒63、800㍍3分35秒76、1500㍍7分29秒99の記録で優勝した。
亀濱さんは「特に優勝とか記録とか意識したことはない」と話す。「趣味で大会に参加し、全国の仲間と交流しながら体を動かすことが好き。何より自分の健康維持になる」と話し、毎日の運動で日焼けした顔の表情を緩めた。
亀濱さんは日々の運動を欠かさない。午前中はソフトテニス、午後はウオーキングで汗を流す。大会前になると集中的にランニングを入れるという。
そんな毎日を送りながら大会参加を目指す。今後の目標については「100歳になっても大会に出場すること」ときっぱり。「体が動く限りは続けたい」と笑顔で意欲を語った。