産業・経済
2012年10月4日(木)9:00
農業用水の送水再開/土地改良区
埋設復旧工事が完了/平良西原
平良西原の県道83号の歩道に埋設されていた農業用水の送水管が剥き出しの状態になっていた問題で、宮古土地改良区は3日までに応急的な復旧工事を完了させた。同日午後3時には一時的に停止していた農業用水の送水を再開した。
現場は平良西原の真謝漁港入り口から南静園方面向けに数百㍍の地点。8月の台風接近に伴う大雨などで歩道や斜面が2度にわたって崩落した部分で、今も復旧工事が行われている。
農業用水の送水管は2度目の崩落で折損。土地改良区が先月14日までに復旧工事を終えたが、同月末に接近した台風17号による雨風の影響で復旧部分が再び地滑りを起こし、送水管が剥き出しになった。この状態で水を流し続けると破損の恐れがあるとして、同29日朝に再度送水作業を停止していた。
管理する土地改良区は同30日から復旧工事を開始し、今月3日までに送水管を地中に埋設して全面送水できる環境を整えた。同日午後3時には対象となる各地区でかんがい施設の利用が可能となった。