基地無い沖縄の実現を/参院選沖縄選挙区
伊集唯行氏が街頭演説
7月11日投開票の参院選沖縄選挙区(改選1)に立候補した新人で医師、沖縄医療生協前理事長の伊集唯行氏(58)=無所属、共産推薦=が公示後初めて宮古入りし2日、街頭演説などで支持を訴えた。伊集氏は、基地の無い平和で豊かな沖縄の実現を強調。「医療や介護、福祉、教育、保育を充実させる沖縄にしたい」と力説した。伊集氏は平良を中心に遊説などを行い、立候補した理由や政策などを有権者にアピールした。
このうち、平良西里で行った街頭演説で伊集氏は「基地をなくせとの県民の思いを実現する」と普天間基地の無条件撤去を訴え。「国民、県民の税金で新たな米軍基地を建設するのではなく、撤去後の跡地開発のために税金は使われるべきだ」と主張した。
「県民は米軍基地は望んでいない。無条件撤去せよとの思いをアメリカにしっかりと伝える政治を実現しなければいけない。当選のために力を貸してください」と支持を呼び掛けた。消費税の増税には「中小零細企業が多い沖縄にとっては生活を破壊する消費税となる」と断固反対の立場を強調。若者の雇用の確保も訴えた伊集氏は「子育て世代が夢の持てる沖縄にするために頑張りたい」と力を込めた。
最後は、集まった支持者らとともに「ガンバロー三唱」で当選に向け気勢を上げた。