環境・エコ
2012年10月6日(土)9:00
ミヤコドリ32年ぶり確認/宮古島で2例目
ラムサール湿地の与那覇湾で
宮古島では過去に1例しか飛来が確認されていない迷鳥・ミヤコドリ(ミヤコドリ科)が4日、今年7月にラムサール条約湿地に登録された与那覇湾のサニツ浜に飛来しているのが確認された。1980年11月に与那覇湾で確認されて以来、約32年ぶりになる。宮古野鳥の会の会員が確認した。
ミヤコドリは同日昼すぎ、干潮に向かい潮が引き始めたサニツ浜の岩礁に飛来し、器用にくちばしを使いながら砂地で餌をついばんでいた。縦に薄いくちばしで主に二枚貝やゴカイ、カニなどを食べる。
ユーラシア大陸西部沿岸、地中海地域、中央アジアのウクライナ、ロシア内陸部、中国北東部、カムチャッカ半島南部などで繁殖し、日本には旅鳥または冬鳥として各地に飛来するが、宮古島での飛来確認は極めてまれ。