上地親子が1、2位独占/宮古牛100日肥育コン
増加体重は118㌔/3位は長浜国博さん
14日に上野陸上競技場で開催される宮古牛まつりの関連行事「100日肥育コンテスト」の審査が5日、JAおきなわ宮古家畜市場で行われた。6月28日から100日間肥育された参加牛19頭の体重測定が行われた結果、「大海」所有の「としこ」号が118㌔の増加体重で優勝、2位も「大海」の所有牛「ふくのかみ」号で増加体重115㌔だった。
コンテストは、宮古牛まつりの盛り上げや肥育技術の習得支援などを目的に開催されている。農家が子牛生産から肥育までを行う一貫経営の普及推進に向けた取り組みにも位置付ける。
審査では、宮古島市やJAの職員が参加牛の1頭1頭の体重を丁寧に測定。全体の成績として、平均体重は490㌔。100日前の開始時(6月28日)の平均体重405㌔に比べると85㌔増えた。
優勝した大海の「としこ」号は開始時525㌔から643㌔に、2位の「ふくのかみ」号は開始時441㌔から556㌔に増えている。3位は長浜国博さんの所有牛で増加体重は110㌔。
大海で育成と肥育を担当する上地真誠さん(30)は「優勝は狙っていた。期間中は食い止まりをしないように気を付けた」と話し、優勝を喜んだ。
父の良淳さん(56)は「台風が相次いだため、牛もストレスを抱えて増体量が落ちた」としながらも「優勝することができて良かった」と笑顔を見せた。
上位入賞者は14日の牛まつりで表彰される。1位10万円、2位5万円、3位3万円の賞金も贈られる。