教育・文化 社会・全般
2010年8月28日(土)13:30
興南に県民栄誉賞/知事「感動と誇り与えた」
【那覇支社】県は第92回全国高校野球選手権大会で初優勝し、史上6校目の春夏連覇を果たした興南高校野球部に県民栄誉賞を贈ることを決め27日、仲井真弘多知事が定例記者会見で発表した。近日中に授与する。
仲井真知事は「全国の強豪がひしめく中で堂々の戦いぶりで優勝し、深紅の大優勝旗を沖縄に持ち帰ってくれた。沖縄県勢として夏の大会で初めての優勝と春夏連覇は県民に大きな感動と誇りを与えてくれた」と授与する理由を述べた。
県民栄誉賞は、広く県民に敬愛され、県民に明るい希望と活力を与える顕著な功績があったものに対して、その栄誉をたたえるもので1999年に創設した。これまでには、同年に春の選抜高校野球大会で県勢初の優勝を果たした沖縄尚学高校野球部、2008年に北京パラリンピック車いす男子マラソンで、県勢初の銀メダルを獲得した上与那原寛和選手がそれぞれ受賞している。
興南高校野球部には、那覇市が「那覇市民栄誉賞」を贈ることも決定している。