教育・文化
2012年10月16日(火)9:00
「塩川の芸能」盛況博す/多良間島の八月踊り
会場満杯キャンセル待ちも/国立劇場おきなわ
【那覇支社】国立劇場おきなわは14日、10月民俗芸能公演「多良間の八月踊り 塩川の芸能」を上演した。国の重要無形文化財で、ユネスコ無形文化遺産にも登録された民俗芸能をひと目見ようと、客席は多良間、宮古出身者のみならず、数多くの来場があり開演前から満杯の状態。キャンセル待ちも出るなど盛況を博した。
会場では同公演にちなみ、島を紹介する観光パネルや写真展、物産展も同時に催された。
舞台では多良間の豊年祭で催される「獅子舞」「総引き」「長寿の大主」などが3時間40分にわたって上演された。
豊見城正一塩川字会長は「公演は大成功。大きな劇場での公演で、10日間の通しげいこの成果が出せて喜んでいる。島のPRに大分役立ったと思う」と述べた。
在沖多良間郷友会の本村博司会長は「とても良かった。涙が出るくらい感激した。素晴らしい舞台装置で島の八月踊りが再現され、言葉も電光板で翻訳され理解もより深まったと思う」とコメントした。