１０㍍７５㌢の大会新

池原安栄さん

　第12回全国障害者スポーツ大会（１３～１５日、岐阜県）の砲丸投げに宮古から県代表で出場した池原安栄さん（３１）が、１０㍍７５㌢の大会新記録で金メダルを獲得した。ソフトボール投げは銀。陸上２００㍍の砂川良太君（宮古特別支援学校高等部３年）と、卓球の岸本恵斗君（同高等部２年）は銅メダルに輝いた。

　砲丸投げには、全国から５人出場した。池原さんの体調は肩に少し痛みがあり悪かったが、全力を出し切った。２投目に最長の１０㍍７５㌢を投げ、優勝を決めた。

　「狙っていた通り、金を取れてうれしい。練習の成果を十分に発揮できた」と感想。「今後は、パラリンピックの選手選考の目安になる標準記録突破を目指したい」と４年後のリオデジャネイロを見据えた。

　池間太郎宮古地区身体障害者連合会長は「期待していた通りの金メダル。４年後のパラリンピックの選手に入るよう頑張ってほしい。みんなで後押ししていきたい」と祝福した。

　引率した名城克彦市障害福祉課長補佐は「大会新記録で、金メダルを取ったことは、障害者スポーツ振興の弾みになると思う。池原さんは、期待以上の力を発揮した」と快挙をたたえた。

　宮古から出場した選手の成績は次の通り。（敬称略）

　【陸上競技砲丸投げ】優勝（金）＝池原安栄（１０㍍７５㌢）【同１００㍍】砂川良太＝４位（１２秒７６）【同２００㍍】３位（銅）＝砂川良太（２６秒３８）【ソフトボール投げ】２位（銀）＝池原安栄（４５㍍５０㌢）【卓球競技個人の部】３位（銅）＝岸本恵斗【ボウリング競技個人の部】５位＝福里純也（みやこ学園）▽６位＝平安山寿明（同）