伊良部大橋の効果着々
新築アパート増加/取付道路沿い
JAセルフ給油所オープンへ
2015年1月開通予定の伊良部大橋効果が、着々と出ている。2010年11月には開通を見越して、国道390号バイパス沿いにイオンタウン宮古南ショッピングセンターがオープン。今年12月上旬ごろにはJAおきなわSSのセルフ給油所が開業する。久松中西側の取付道路一帯には、新築アパートが増えた。
国道バイパスは、平良港と宮古空港を結ぶ交通の要所。加えて大橋が開通すると、交通量の大幅増加が確実視されている。
宮古南ショッピングセンターを運営する琉球ジャスコは、国道バイパスが近い将来表通りになり、住宅も増えると予想し、センターの拡張に踏み切った。同エリアでは先月、ヤマダ電機が開業。12月には、ハンバーガーを主力商品とするファーストフード大手のマクドナルドがオープンする。
宮古でセルフサービスの給油所は、JASSが初めてとなる。同社は、組合員の利便性や大橋開通後の交通量増加を考慮し、バイパス沿いを選定した。久松の住民らは「現在は近くに給油所がないために、市街地に行かざるを得ない。完成すれば便利になる」と歓迎する。価格は有人スタンドと比べ、少し安くなるという。
久松中西側の取付道路の工事は06年から始まり、現在は舗装も施され、幅員13・5㍍(車道片側3㍍、歩道同3㍍、路肩同0・75㍍)の幅広い道路ができた。
同所周辺でのアパート建設は4年ほど前から始まり現在までに、新築アパート10棟近くが完成した。ある家主は「来年は近くに新宮古病院が開院し、やがて伊良部大橋も開通する。近くには大規模ショッピングセンターがあり、空港へのアクセスも良い」と立地条件の良さを強調した。