クイズで生活習慣病学ぶ/市健康増進課主催
下地小5年生対象に食育事業
市健康増進課が主催する生活習慣病予防のための食育事業「早寝・早起き・朝ごはん」が16日、下地小5年生34人を対象に行われた。看護師の松原里美さんと栄養士の濱元潤子さんが生活習慣と栄養バランスの取れた食事のあり方などについて授業を行った。同事業は市食育推進計画事業の一環として実施されている。
松原さんは市が行った3歳児健診を基に得られたデータなどを素材にして「宮古島○×健康クイズ」を作成。クイズ形式で児童たちに宮古島の健康上の特徴を問い掛けた。
児童の就寝時間の遅いことやメタボリック症候群の多さを説明した上で、肥満要因となる飲食過多、運動不足などを挙げ、これらの生活習慣が病気につながることを説明した。
濱元さんはバランスの取れた食生活を堅持し健康を守るために摂取すべき栄養素と食事について、どの食材や料理を取れば健康な体が維持できるかなどについて解説した。
その上で、厚生労働省の「食事バランスガイド」を土台にして作成した資料を基に、自分の食事をチェックする方法などを説明した。
同学年担任の與那嶺麻奈実教諭は「子供たちの反応がとても良い。生活改善に関わることで重要な内容だと思う」と話した。
授業を受けた上地静夏さんは「少し難しいところもあったがクイズがとても楽しかった」と授業の印象を話していた。