宮高がベスト4進出/高校サッカー県予選
名護商工に4-1
ゴールラッシュで4強決める-。第91回全国高校サッカー選手権県大会の準々決勝が20日、県内各地で行われ、12年ぶりの全国大会出場を目指す宮高は宮古島市の前福多目的運動場で名護商工と対戦した。地元開催で大声援の後押しを受けた宮高は、ゴールラッシュで4点を奪い4-1で名護商工を退けてベスト4に勝ち上がった。準決勝は27日に行われ、宮高は決勝進出を掛けて前原と対戦する。
会場の前福多目的運動場には、正午のキックオフを前にたくさんの市民が応援に駆け付け、宮高に声援を送った。
序盤からボールを支配した宮高は、前半8分に奥平恵吾のシュートがゴールネットを揺らして先制。勢いに乗った宮高は分にも神里春也のセンタリングに善平和が頭で合わせて追加点を奪った。
しかし、その後はなかなか攻撃の形がつくれず、名護商工に押し込まれる場面が増え、後半分には1点を奪われた。2-1となり、試合の流れが名護に傾き掛けたが、後半分に試合の流れを変えようと投入された1年生の砂川浩平が同17分に値千金のゴールで試合の流れを一気に引き戻した。
さらに、後半23分には宮国泰吾がだめ押しの4点目を名護ゴールに突き刺し、試合を決めた。
上間良哉監督の話 試合前、選手たちには粘り強いサッカーをしようと話した。地元の大声援でいい雰囲気の中で試合ができた。選手たちも力強い後押しを受けて頑張れたと思う。集中力を欠いて失点する場面もあったがそうした課題を修復して今後も目の前の相手に勝つために集中していきたい。
洲鎌勝汰主将の話 地元の応援に後ろから押されている感じで試合ができた。私たち3年生は上間先生が監督に就任した時からのチームなので、この大会は集大成。思い残すことなく力を出し切りたい。