比嘉さん(宮高3年)横浜市立大にAO合格
「国際社会に貢献したい」
宮古高校理数科3年の比嘉菜摘さんが、横浜市立大学国際総合科学部の経営科学系に、エッセーの提出やプレゼンテーションなどで選抜するAO入試で合格した。今年度の入試で、同校からの国公立大学合格は、比嘉さんが第1号。比嘉さんは「夏休みから幸地るみ子先生とエッセーを仕上げ、プレゼンテーションの練習まで3カ月間の努力が実ってうれしい」と喜びを語った。
比嘉さんは、英検2級と英語力が強く、高校生太平洋・島サミットに地元から参加した。「国際交流を通して」と題したエッセーには、サミットや姉妹都市交流でハワイに行った体験などもつづったという。
担任で英語を受け持つ幸地教諭は「強みの英語力と、グローバル化した経済をうまく結び付けたのが、大学の求める学生像と一致したと思う」と合格の要因を推測した。
比嘉さんは「大学では経済学や英語を学び、ボランティア活動もして、力を付けて将来は国際社会に貢献できるようになりたい」と抱負を語った。
川満健校長は「高校生サミットに参加し、英語を使って堂々と交流した菜摘さんを誇りに思う。経済に進むのであれば、世界に飛び立つぐらいの気持ちで、大学で頑張ってほしい。高校生活での努力が進路に生かされたことをうれしく思う」と祝福した。