20周年の節目祝う/市シルバー人材センター
記念式典、祝賀会開催
宮古島市シルバー人材センター(棚原恵照理事長)の設立20周年記念式典と祝賀会が25日、市内のホテルで開かれた。式典では棚原理事長が会員や関係機関に対しこれまでの支援に謝意を伝えるとともに、今後への決意を示したほか、発注者や永年役員と会員を表彰。祝賀会では出席者全員による乾杯で同センターの節目を祝った。
同センターは1992年に平良市シルバー人材センターとして設立。05年の市町村合併に伴い宮古島市シルバーセンターとなり、今年4月からは公益社団法人となった。11年度実績は会員数201人で、受注件数が995件、受注契約金額は8398万860円だった。
式典であいさつに立った棚原理事長は「20年間、さまざまな苦難があったが、歴代の役職員と会員の努力と市当局の指導、援助、シルバー人材センター連合の理事や事務局の指導で今日を迎えることができた」と関係者らに謝意を示すとともに、「取り巻く情勢は年々、厳しさを増しているが、市民の期待に応えられるようさらなる努力と技術の向上にまい進したい」と今後への決意を述べた。
表彰では永年継続発注者3事業所に発注者表彰、2事業所と1個人に特別表彰、役員4人と会員25人に感謝状が贈られた。
来賓あいさつでは、宮古公共職業安定所の岩野眞司所長が沖縄労働局の川口秀人局長の、県商工労働部の小嶺淳産業雇用統括監は同部の平良敏昭部長の、長濱政治副市長が下地敏彦市長の祝辞をそれぞれ代読。宮古島市議会の平良隆議長と県シルバー人材センター連合会の名嘉元甚勝会長は節目を祝し、今後の発展に期待する言葉を贈った。
祝賀会では、名嘉元会長の音頭で参加者全員で乾杯し、20周年を祝ったほか、同センターの会員らがさまざまな余興を披露し、会を盛り上げた。